企業型確定拠出年金:退職時の注意点

DC

 こんにちは。りきやんです😀

 今回は突然ですが企業型確定拠出年金(DC)の退職時の注意点です。

 なぜ突然このテーマにしたかというと、わたしが勤務する病院はDCを採用しているのですが、わたしの後輩が退職するにあたり、DCの注意点をまとめたく記事にしました。
 本当はiDeCoやNISAなどの記事を書いてからの方が順番的には良さそうなのですが、3月末で後輩が退職するので急遽このテーマとしました。

放置は絶対にダメ

 退職時には移換手続きが必要です。放置していると「国民年金基金連合会(特定運営管理機関)」に自動移換されます。「自動で移換してくれるならいいや!」って思っていたら大間違いです。手数料を取られます!具体的には・・・
・手数料:4,348円
・毎月の管理手数料:52円/月
です。移管時に4,348円と毎月52円手数料を払わなければなりません。そしてそこからiDeCoやDC口座に移すときにも1,100円必要です😱

 そして運用自体も停止します。運用していた商品が現金化されそのまま口座に放置されます。しかも毎月手数料を取られ続けるのです。そしてその間は加入期間と認定されず、引き出すこともできないのです。
 まさにお金をドブに捨てている状態なのです・・・

 退職後6か月以内に手続きを行わないと自動移換されてしまいます。退職後7~10日程度で加入者資格が喪失した旨の通知が郵送されるので、そこから次の手続きを行います。

転職先にDCがあるか?

 まずは転職先にDCがあるか?です。DCがあるのならそちらに移管となりますので、転職先の会社に申し出れば良いです。

転職先にDCがない場合

 転職先にDCがない場合は、iDeCoで運用する必要があります。iDeCoを取り扱っている金融機関を自分で選択・手続きし商品を選び運用してください。毎月の掛け金は0円でも良いですが、運用は続けており毎月66円の手数料は発生します。自動移換されたときの手数料より高いじゃないか!っと思うかもしれませんが、自動移換されたときは運用してもらっていない状態ですので全然違います。

 iDeCo移換時の手数料としては、
・加入時(初回のみ):2,829円
・拠出あり(掛け金あり):171円/月
・拠出なし(掛け金なし):66円/月
が最安値です。金融機関によってこの手数料は変わります。わざわざ高い手数料の金融機関を選ぶ必要はないと思います。また移換時に4,400円が必要になります。イオン銀行であれば不要なようです。

楽天証券の場合

 後輩に教えるために具体的に会社名と商品名を挙げたいと思います。
 楽天証券を選んだ理由は、わたしが実際に利用しておりメリットが多いからです。

メリット
・ネット証券で手数料等が最安値レベル
・楽天経済圏が構築されており、ショッピングなどするときにポイント倍率などお得がいっぱい
・楽天カードを使用し積立で投資信託を購入すれば、1%(50,000円まで)ポイントバックがある
・ハッピープログラムというものがあり、保有額や取引によりポイントがもらえる
・ポイントで個別株や投資信託が購入できる
・証券ページが見やすく、もし個別株など始めるときにスムーズに開始できる
・楽天銀行とマネーブリッジ設定をすれば、普通預金金利が0.1%

 以上たくさんのメリットがあります🤣

楽天証券のiDeCo商品

 わたしの後輩は投資についての経験がありませんので、iDeCoの商品は基本的なものを薦めようと思っています。もちろんインデックスで選びます。

薦める商品は
☆楽天・全世界株式インデックス・ファンド(信託報酬0.212%)
☆楽天・全米株式インデックス・ファンド(信託報酬0.162%程度)
以上2つです。

 この2つを選んだ理由は、全世界か全米かどちらにしても今後安定したリターンが得られるからだと考えたからです。当然これからどのような未来があるのか分かりませんので、自分たちで考えることができるよう後輩に投資について説明したいと思っています😆

 わたしの後輩は20歳台後半です。まだまだこの先の人生は長く、いろいろな出来事があると思います。その長く険しい人生を、お金についての知識をしっかり持ちながら豊かに過ごすことができるよう祈ります😌

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