こんにちは。りきやんです。
今日は休日だったので献血に行ってきました。
わたしは看護師として病棟で勤務していますので、血液製剤は日常的に使用しています。使用するばかりではなく、自分にできることとして献血に行くようにしています。とはいえ年に数回程度ですが・・・
今回は献血についてあれこれ考えてみたいと思います。
献血不足
現在全世界で新型コロナウィルスが猛威をふるっています。ワクチンの接種が開始されていますが、日本ではまだ接種率は低く一部の地域で非常事態宣言も発出されている状態です。
その影響で献血が足りない状況にあるらしいのです。調べてみるとやはり不足しているようです。東京都赤十字血液センター|日本赤十字社 (jrc.or.jp)で例を挙げるとほとんどの血液が不足しています。
新型コロナの影響で外出機会が減ったり、大学や企業での献血バスの活動ができないことが関係しているようです。
献血に行こうと思わない人が半分以上
東京リサーチによる調査では、63.9%の人が献血に行こうと思わないとのことです。
理由としては、献血会場が遠かったりそもそも献血できる条件でなかったりなどがありますが、新型コロナの感染リスクもあるらしです。
献血ルームには予約しシステムもあり、普通に献血するなら密にもなりませんし感染のリスクは低そうですが、全くのゼロではないのでその部分を懸念されているようですね。
献血のメリット
献血のメリットの一つに、自分の血液データが分かることがあります。会社の検診では血液検査しない場合もありますので、定期的に献血できれば自分の採血データを経時的に確認し健康チェックができます。
献血Web会員サービス「ラブラッド」を利用すれば、スマホやパソコンでいつでもデータチェックや献血履歴が確認できて便利です。
他のメリットとしては、献血ルームではジュースやコーヒーなどが無料で飲むことができます。あとお菓子や季節によってはアイスがあったりします。新聞や雑誌、漫画もありゆっくりお茶でも飲みたいときは最適です。
この画像は東京新宿の献血ルームです。とても清潔でおしゃれですね。
あと献血時に粗品として食器洗剤やハンドソープ、歯磨き粉などをもらえることがあります。ちょっと嬉しいですね。
献血のデメリット
もちろん献血のデメリットもあります。まず献血ができない方の条件もあります。
まず上記の条件があり、その他に以下の条件があります。
- 体調不良、服薬中、発熱等の方
- 出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)を受けた方
- 一定期間内に予防接種を受けた方
- 6カ月以内にピアスの穴をあけた方
- 6カ月以内にいれずみを入れた方
- 外傷のある方
- 特定の病気(心臓病・悪性腫瘍・けいれん性疾患・血液疾患・ぜんそく・脳卒中等)にかかったことのある方
- 海外旅行者および海外で生活したことがある方
- 輸血歴・臓器移植歴のある方
- エイズ、肝炎などのウイルス保有者、またはそれと疑われる方
- クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の方、またはそれと疑われる方
- 妊娠中、授乳中等の方
- 新型コロナウイルスの検査を受けた、診断された等の方
日本赤十字社のページに詳細はありますので該当する方は献血することができません。
他のデメリットとしては以下のものがあります。
- 貧血が起きやすい(血圧低下)
- 体調不良が起きる場合がある
- 針を刺したあとに痺れが出現することがある
- 献血後の激しい運動は避ける
当然ですが採血ですので針を刺すときの痛みもあります。慣れればそんなに痛いと思いませんが、注射が苦手な人にとっては大きなデメリットだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。献血を行うかどうかは個人の自由です。デメリットも少なからず存在しますので、必ずやった方が良いとは言えません。
しかし必要としている人は多くおられます。もし自分自身や自分の大切な人が必要となったときに、十分な献血が行われておらずその結果輸血を受けることができなかったら・・・。その結果最悪の結果になったら・・・。
個人ではできることは小さいかもしれませんが、社会全体で助け合いができれば大きな力になるのではないでしょうか。