おすすめの投資信託

投資

こんにちは。りきやんです。

信託報酬や複利などのことを書いてきました。結局のところどのように投資信託を選択すればよいのか、わたしの考えをまとめたいと思います。

投資信託のメリットとデメリット

投資信託で運用するに際してメリットとデメリットを知っておく必要があります。
まずはメリットについてです。

  1. 少額から投資が可能
  2. 分散した投資ができる
  3. 定期買付ができる
  4. プロが運用してくれる

1.個別株と違い少額からの投資が可能です。証券会社によっては100円からの購入が可能です。そのため、気軽に購入することができます。日本の個別株であれば銘柄によっては1株数万円しますし、購入単位が100株からがほとんどなので数百万円する場合があります。投資初心者であるなら、この少額投資は大きなメリットとなるでしょう。

2.投資信託はその商品の中に、たくさんの銘柄が詰め合わせのように入っているものがあります。そのため、分散した投資が可能です。投資の格言に「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉があります。これは一つのものに集中投資してしまうと、その銘柄が破綻した場合にダメージが大きくなるからです。それを避けるために分散投資は重要な項目となります。

3.設定により定期買付が可能です。定期買付が設定できれば、毎月自分で買付の手続きが不要となります。買付の手続きは思っている以上に負担です。労力自体はネット証券であればパソコンやスマホでクリックするだけですが、購入するという気持ちの部分で負担が発生します。購入するからには「これで良かったのかな?」や「他のファンドを買った方が良かったのでは?」「今は高値だからもう少し待った方が良かったかな?」などの疑問がわいてきます。そんなことを考えながら毎月購入するとだんだん面倒になってくると思います。それが機械的に勝手に購入してくれるならほっとけば良いのです。しかも少額から購入が可能なので、個々の収入に合わせて設定できます。毎月定額で購入するこは「ドルコスト平均法」といい、価格変動リスクを低減させる手法の一つです。

4.これはプロがガンガン稼いでくれるといった意味ではなく、管理をプロが行ってくれるということです。資産運用は意外と面倒なので、投資信託の設定をすればあとはプロが管理してくれるので楽ちんです。

次はデメリットです。

  1. コストがかかる
  2. タイムリーな売買ができない
  3. 元本保証がない

1.投資信託のデメリットとして大きいのは、投資信託を保有しているだけでコストが発生するということです。個別株であれば、購入時の手数料は必要ですが保有しているだけではコストは発生しません。このコストをいかに抑えるかがポイントとなってきます。

2.投資信託は、市場に上場されている株式とは異なり、刻一刻と変化する価格で売買することができません。投資信託には「ブラインド方式」が採用され、適用される基準価額がわからない状況で売買注文が受理されます。しかしそもそも長期投資を基本とするので、タイミングを見計らった売買は想定する必要はないのであまり大きなデメリットではないのではないでしょうか。

3.投資ですので当然ですが元本保証はありません。自分のリスク耐性に合わせた投資を考える必要があります。

長期運用の大切さ

投資する場合に大切なのは、時間をかけるということです。短い期間で多くのリターンを得ようとすると、その分損失する可能性も高いのです。

ここ20-30年の日本では考えにくいですが、世界的な視点で見れば経済は成長し続けています。日本の人口は減り続けていますが、世界の人口は増え続けています。人口が増え続ければ経済も成長し続ける可能性も高いです。最低でも10年、できれば20年以上の長期で世界経済の成長に投資することが重要となってきます。

基本はインデックス(パッシブ)ファンド

投資信託にはアクティブファンドとインデックス(パッシブ)ファンドがあります。

インデックス(パッシブ)運用とは
ベンチマークに連動した運用成果を目標とします。ベンチマークとは、日経平均株価やTOPIX、S&P500などです。よくニュースで聞く言葉です。いわゆる平均点を狙う運用です。

アクティブ運用とは
ベンチマークを上回る運用成果を目標とします。運用のプロが積極的な売買により高いリターンを目指す運用スタイルです。

アクティブファンドのほうが大きなリターンを狙えそうですが、ここに落とし穴があります。それはアクティブファンドのほとんどが、インデックスファンドのリターンにおよばないという点です。運用期間が長期になればなるほど、この傾向は強くなるため長期運用を基本とする場合はインデックスファンドを選択するのが最適解となります。

おすすめ投資信託の条件

おすすめの条件をまとめてみます

  1. 購入時手数料なし(ノーロード)
  2. 信託報酬0.2%以下
  3. 純資産総額50億円以上
  4. 分配金再投資
  5. 運用期間が無期限
  6. インデックス(パッシブ)ファンド

1.購入時手数料なしのものを選びましょう。最近ではノーロードのものが多いので選択しやすいと思います。

2.信託報酬は重要です。年々競争により信託報酬は下がる傾向にあります。現在最安レベルは0.1%台のものもあります。0.2%程度なら間違いないでしょう。

3.運用資金は多い方が良いです。そして増え続けているものを選びましょう。これが減り続けているファンドであれば繰上償還もありえます。純資産総額は50億円以上のものを選択してください。

4.分配金は再投資が良いです。毎月分配型のファンドがありますが、これは完全に地雷ファンドです。絶対に選んではいけません。

5.長期で運用する必要がありますので、運用期間は無期限のものが良いです。

6.上記の条件を考慮すると、ほとんどインデックス(パッシブ)ファンドとなります。

つみたてNISAがおすすめ

つみたてNISAであれば、コストが抑えられたファンドが選ばれており長期で投資が可能です。前述した条件に合う商品が多いです。制度的に非課税であることも大きなメリットとなります。

窓口で購入してはいけない

「よし!投資信託を買うぞ!」と証券会社や銀行の窓口に行ってはいけません。窓口で販売されている商品は、あなたのお金を増やしてくれるのではなく、販売している会社のお金を増やすための商品だからといっても過言ではないでしょう。試しに話を聞きに行ってみても良いでしょう。間違いなく販売手数料や信託報酬の高い商品を紹介されます。そうならないためのも、自分で考えてネット証券で投資信託を購入することをお勧めします。

おすすめ商品

おすすめ商品を挙げるうえで初めにことわっておきますが、わたしはこの商品をおすすめすることで報酬などの類は一切受けておりません。わたしが自分の勤める病院で企業型確定拠出年金が導入されるときに、同じ病棟に勤務する看護師へ基本的な考え方を講習しました。その際に一人の看護師に言われたのが「何か報酬をもらっているのか?」という言葉です。そんな講習を行ってわたしに何の得があるのか疑問だったのでしょう。わたしとしては自分がこのようなお金の話が大好きなのと、何も知らずに商品を選択し損をする同僚を見たくなかったからです。

話が少しそれました。おすすめ商品は「つみたてNISA」の商品で選択したいと思います。そして楽天証券の商品を選びます。理由としては自分がその証券会社を利用しているからです。

全世界の成長を信じるのであれば上記3つです。3つめはわたしが実際に「つみたてNISA」で購入している商品です。信託報酬や純資産額で言えば上の2つの方が良さそうです。わたしははじめに楽天全世界株式を購入したので、そのまま継続していますが今から購入するなら上の2つのどちらかにすると思います。

なんだかんだ世界経済の中心はアメリカです。アメリカが今後も成長し続けると信じる人はアメリカに投資で良いと思います。やはりeMAXIS Slimが強いですね。これもわたしははじめに楽天全米株式を購入したので継続していますが、今から購入するとしたらeMAXIS Slimを選択すると思います。

これは北欧やヨーロッパなどの先進国に投資します。やっぱり先進国が今後の世界経済の中心だと思う方はこれがおすすめです。

これは新興国株式のインデックスファンドです。新興国は中国や韓国、インド、ブラジル、ロシアなどです。これかの経済は新興国が中心となると考える人は選択してみてはと思います。2つめのたわらノーロードは純資産額が少ないので、やはりeMAXIS Slimを選択した方が良さそうです。

「長期・積立・分散」で投資しよう

負けにくい投資の基本は「長期・積立・分散」です。

この投資を実行するのに「つみたてNISA」や「iDeCo」は最適な投資方法です。若いうちから始めることができれば、時間が大きな味方となってくれます。ほとんどのお金持ちは投資を行っています。自分だけが働くのではなく、お金に働いてもらっているのです。そんなお金が無いから投資しないのではなく、投資してお金を増やしていくことが大切だと思います。

これからの人生が投資によって豊かになることを祈ります。

注意:投資で得た利益は全てあなたのものです。しかし損失に関しても全てあなたの責任です。銀行預金ではないので元本保証はありません。投資は自己責任で行ってください。

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