こんにちは。りきやんです。
前回は投資信託の信託報酬について書きました。
今回はインデックス(パッシブ)とアクティブの、どちらを選択するのが正解なのかを考えたいと思います。
インデックスとアクティブの違い
インデックス(パッシブ)運用とは
ベンチマークに連動した運用成果を目標とします。ベンチマークとは、日経平均株価やTOPIX、S&P500などです。よくニュースで聞く言葉です。いわゆる平均点を狙う運用です。
アクティブ運用とは
ベンチマークを上回る運用成果を目標とします。運用のプロがより高いリターンを目指す運用スタイルです。
これは「大きなリターンが狙える!」っと期待できそうですが、それは大きな落とし穴です。大きなリターンを狙うと、どおしても運用している株式などの入れ替えが激しくなります。入れ替えが多くなればその分、売買手数料が多くなります。運用する人の人件費などの費用も多くなるでしょう。問題なのは、リターンが得られても得られなくても必ず発生するのは信託報酬というコストです。このコストが原因で、長期運用においてアクティブ運用のほとんどが、インデックス(パッシブ)運用に勝てないと言われています。
チャールズ・エリスの「敗者のゲーム」でも、アクティブファンドのほとんどがインデックス(パッシブ)ファンドを上回るリターンを出せないと言っています。その理由は、アクティブファンドのコストの高さです。たくさん株を売買すればそれだけ手数料や税金といったコストがかかり、インデックスファンドに勝てないとのことです。過去のデータでそれを示しているので、非常に重要な情報です。
初めはインデックス投資がおすすめ
過去のデータでインデックスファンドが有利ということが判っているので、投資を始めるにあたってインデックス投資がおすすめではないでしょうか。
全世界に分散されたインデックスファンドで毎月積み立てとします。そうすれば「ドルコスト平均法」といった投資方法となり、購入価格が平均化されリスクを抑えることができます。
iDeCoやつみたてNISAは「ドルコスト平均法」の手法で投資するので、あとは長期で分散されたファンドを選択するだけで良いのです。
言葉で言うのは簡単ですが、実際に投資を長期で継続するのは想像以上に難しいです。わたし自身もまだ3-4年程度の投資継続しかしておらず、この先に訪れるであろう大暴落を経験したときに淡々と投資を継続できるか疑問です。大暴落が訪れたときに“狼狽売り”をしないよう、長期のインデックス投資の有用性を「敗者のゲーム」などの書籍をよんで再確認したいと思います。
注意:投資で得た利益は全てあなたのものです。しかし損失に関しても全てあなたの責任です。銀行預金ではないので元本保証はありません。投資は自己責任で行ってください。