こんにちは。りきやんです。
皆さんは「複利」という言葉をご存じでしょうか?
この「複利」は投資はもちろん、人生において非常に大切なキーワードとなりますので知っておいて損はないと思います。
わたしの病棟のスタッフたちにも、是非初めに伝えたい言葉でもあります。
複利とは
Wikipediaから引用します。
複利 – Wikipedia
複利(ふくり、英: compound interest)や重利(じゅうり)とは、複利法によって計算された利子のこと。複利法とは、元金(がんきん)によって生じた利子を次期の元金に組み入れる方式であり、元金だけでなく利子にも次期の利子がつく。したがって、各期の利子が次第に増加していく。投資や借金などでは、雪だるま式に利子が増えていくことになる。
身近な言葉としては「雪だるま式」ではないでしょうか。そして悪い方でよく使われると思います。「借金が雪だるま式に膨れ上がる」などです。
しかし複利とは本来良い方向に使用するべきものなのです。投資によって雪だるま式に資産が増加することが理想なのです。
具体的にはどれくらいの力なのか
では具体的にどのくらいの威力があるのでしょうか?
実際の数字を入れてみると分かりやすいと思います。
- 積立金:毎月3万円
- 積立期間:20年
- 利回り:3~7%
1.「つみたてNISA」を意識しました。「つみたてNISA」の上限は33,333円/月となっていますが、分かりやすく30,000円/月としました。
2.これも「つみたてNISA」と同様に20年で設定しました。20年間積み立て投資を継続できれば、今までの歴史を振り返るとほぼリターンがマイナスとなることは無いようです。
3.一般的な株式のリターンは3~7%と言われています。その一般的なリターンを採用しました。
複利計算は楽天のページを使用しました。
結果はこの通りです。わたしてきにはもの凄い結果です。
- 利回り3%:元本720万円に対し運用収益約265万円で計985万円
- 利回り5%:元本720万円に対し運用収益約513万円で計1233万円
- 利回り7%:元本720万円に対し運用収益約843万円で計1563万円
月々3万円を20年間で大きな力となっています。もちろん投資なので元本は保証されませんが、元本保証の預金であれば元本720万円のままとなっています(ごくわずかな金利がありますが・・・)。
リスクを負ったこそ得られるリターンですね。
良い複利、悪い複利
投資によって得られる複利は当然良い複利です。しかし悪い複利もあります。
そもそも複利の力が強大過ぎるため利息を取ることを禁止している宗教があります。
- イスラム教
- ユダヤ教
- キリスト教
上記の宗教は利息を制限しているらしいです。宗教で制限するって人知を超えた能力ですね。
それでは良い複利と悪い複利にはどのようなものがあるのでしょうか?
良い複利:自分の資産を増やしてくれるもの(投資によってえられる複利)
悪い複利:ズバリ借金!リボ払いやフリーローン、場合によっては住宅ローン
住宅ローンについては賛否あると思いますが、マイカーローンやフリーローンです。リボ払いは最悪の選択ですね。
皆さんはローンの金利をご存じでしょうか?一般的な金利を見てみましょう。
- 住宅ローン(変動金利~固定金利まで):0.4%~1.5%程度
- マイカーローン:0.1%~15%程度
- フリーローン:2%~15%程度
- リボ払い:15%~20%程度
株式投資の平均的なリターンが3~7%に対して、住宅ローン以外は全て上回ります。なので住宅ローンは賛否分かれるところです。わたし自身も住宅ローンは利用しており、金利は1%程度です。
しかしながらリボ払いの金利は極悪レベルです。これに手数料などもあると凄いことにまりますね。
一般的に年収の1/3がフリーローンなど高金利の借入上限と言われています。年収600万円であれば200万円です。「200万円も借りないよ!」と言われるかもしれませんが、消費体質の人はどんどん消費し消費者金融での借金のハードルもどんどん下がります。わたしの友人もギャンブルで借金返済ができなくなり自己破産しました。そして自己破産した後もギャンブルが辞められずに・・・今はどこでなにをやっているのやら・・・。
話を戻しますね。200万円を15%金利で120回払いで計算してみます。
倍近い利息を返済しています。極端な例かもしれませんが、油断していると借金地獄はすぐそこにあるかもしれません。
複利の力は偉大なり
良くも悪くも複利の力は偉大です。
かつてアルバート・アインシュタインの言葉で「複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」と言ったそうです。
わたしたちは複利の力を良い方向に使いたいものです。
注意:投資で得た利益は全てあなたのものです。しかし損失に関しても全てあなたの責任です。銀行預金ではないので元本保証はありません。投資は自己責任で行ってください。