こんにちは。りきやんです。
日本でも新型コロナワクチン接種が始まっています。
わたしも医療従事者なので4月にワクチン1回目を接種しました。
いま日本で接種されているワクチンはファイザー社(アメリカ)とバイオンテック社(ドイツ)が共同開発したもので、ファイザー社製のmRNAワクチンです。
まだまだ数が少ないため一般の人には接種の機会がありませんが、65歳以上の高齢者には接種が開始されています。
一般の人には今年の夏より接種が開始できると政府は言っているようですが、そもそもワクチンを打つのか打たないのか迷っている人は多いかと思います。
そこでmRNAワクチンとはどのようなものなのか、これを打つメリット・デメリットについて考えたいと思います。
新しいタイプのワクチン
今までのワクチンは大きく3つの種類があります。
- 生ワクチン・・・生きたままの病原体の毒素を弱めたワクチン:麻疹、風疹、水痘など
- 不活化ワクチン・・・死滅した病原体の毒力を弱めたワクチン:B型肝炎、日本脳炎、インフルエンザなど
- トキソイド・・・死滅した微生物の毒素を無毒化したワクチン:破傷風、ジフテリアなど
今日本で使用されている新型コロナワクチンは、この3種類とは異なるmRNAワクチンです。特徴としては難しいので厚生労働省のホームページより引用しますね。
本剤はメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンです。SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ製剤になります。
厚生労働省ホームページよりhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_pfizer.html
本剤を接種し、mRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAを基に細胞内でウイルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。
はい、わたしは医療従事者でありながらこの文章を読んでもさっぱりです。すいません。
ここ10数年の間で少しずつ研究されてきた技術らしいです。それがこの新型コロナにより一気に開発が進みました。
新しい技術だからこそ未知な部分もあることが、皆がこのワクチンを接種したくない大きな理由ではないでしょうか。
どのような副反応があるのか
主な副反応は、頭痛、関節や筋肉の痛み、注射した部分の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。ごくまれにアナフィラキシーショックの重大な副反応があります。
厚生労働省のページから拝借しました。
特徴としては、注射部位の疼痛は1回目、2回目に関わらずあるようです。他はやはり2回目の方が副反応出現率は高いです。
もう少し詳しいグラフも添付します。これも厚生労働省のページからです。
注目するところとして、全身倦怠感や頭痛・発熱が1回目と比較し2回目接種後に高く出現しています。そのピークは接種翌日となっています。
2回目接種翌日が仕事だとしたら影響が出ますね。まず発熱していたら、その発熱が新型コロナの発症なのかワクチンの影響なのか。はたまた他の感染症なのか。まず出社するかどうかの判断が難しいです。
そして倦怠感や頭痛であれば、ただただ仕事するのが辛いと思います。
このことを考えると、ワクチン2回目接種翌日は休みが良いと思います。もし選択できるなら休日前日にワクチン接種をおすすめします。
今ある副反応が全てではない可能性
今確認できている副反応について書きましたが、このワクチンは新しいワクチンですので未知の副反応がある可能性も捨てきれません。
予防接種を受けたくない人は、おそらくそこがネックとなっていると思います。厚生労働省のページでもその可能性について触れています。
ワクチンの接種は各個人の判断に委ねられています。やはり未知の副反応があるとすれば怖いですよね。
わたしは医療従事者ですのでワクチンを打つ選択をしましたが、立場が変わっていれば違った選択をしていたかもしれません。
ちゃんと選択するためにも新型コロナやそのワクチンについて正しい知識が必要だと思います。
次は新型コロナについて整理したいと思います。
長くなりますので次に続きます。