こんにちは。りきやんです。
この度、奥さんが「大腸憩室炎」になりました。
憩室炎とは?
憩室炎(けいしつえん)とは、大腸などにできた憩室(けいしつ)という部分に炎症がおこる病気です。憩室は大腸の壁にできる袋状のへこみで、風船のような形をしています。憩室ができている状態を憩室症(けいしつしょう)と呼びます。憩室症は通常、痛みはなく、危険なものでもありません。しかし、便秘や、細菌の感染などによって炎症がおこると、憩室炎になり、痛みがあらわれます。症状が軽い場合は、安静にすることで回復に努めます。細菌性の炎症であれば、抗菌薬を飲んで治療します。症状が重い場合は、手術が必要になったり、腹膜炎(ふくまくえん)という別の病気に進行したりすることもあります。
憩室炎(けいしつえん)とは?症状・原因・治療・病院の診療科目 | 病気スコープ (fdoc.jp)より
お医者さんのサイトを引用しました。
奥さんは以前に大腸内視鏡検査を受けたことがあり、憩室があることは分かっています。
そして今年の1月に「大腸憩室炎」で5日程度入院もしています。
そのときと同じような痛みがすると言っていたので、入院した病院に行くことを薦めました。
翌日その病院に行き採血とCT検査の結果、「大腸憩室炎」と診断を受けました。
幸いなことに、採血結果では軽い炎症(CRP:0.9)でしたので入院は免れました。
次回再診の1週間後まで自宅安静の指示が出ましたので、必然的に仕事は休みとなりました。
どのように治療するのか?
わたしは病院で急性期内科で看護師として勤務しています。その経験で言いますと、大腸憩室炎の症状は腹痛やひどいときには出血します。いわゆる下血です。治療としては基本的に絶食となります。ご飯が食べられないため、入院患者さんは点滴で水分や電解質などが補給されます。そして抗生剤が投与されることが多いです。わたしは看護師なので、細かい治療内容についてはお医者さんのサイトを参照してください。
奥さんは自宅療養のため点滴はできません。そのためお茶やスポーツドリンクのみで3日間過ごします。病院からは整腸剤や抗生剤の内服が処方されました。
人間の一日の必要水分量は年齢や体重によって違うらしいのですが、必要水分量・蒸発水分量 – 高精度計算サイト (casio.jp)によれば、うちの奥さんの場合は1日に必要な水分量は約1700mlです。
すぐにスポーツドリンクを買いに行き、どんどん飲むように説明しました。
しかしうちの奥さんは普段からあまり水分を摂る習慣がなく、せいぜい1000ml程度しか飲むことはできませんでした(>_<)
同じ味が飽きるらしいです。わたしは反対に水分を摂取することに対して苦痛はありませんので、あまり気持ちが分かりませんでしたが、とりあえず飴を購入しそれで気分転換ができるように対処しました。
絶食3日目ともなれば奥さんは空腹感を訴えるようになりました。
4日目からはお粥を食べるように医師から言われていたので、お粥を食べ始めました。ちなみにお粥はお義母さんが自宅に来てくれて作ってくれました(わたしもお粥は作れますが、、、)。ただわたしや息子のご飯も作ってくれて、普段より豪華で美味しい食卓となったので感謝です( *´艸`)
その後は特に腹痛が出現することなく経過し、1週間後の再診で病状が回復したことが確認できました。現在では仕事へも行けています。
大腸憩室炎は繰り返します
受診時に医師からも言われたようですが、大腸憩室炎は繰り返します。理由はそこに憩室があるから!
でも憩室があっても憩室炎にならない人もいるようです。しかし奥さんは憩室炎になるタイプの人です。
予防のためには、便秘にならないことが重要なようです。他には煙草を吸わないことなどがあるようです。
しかし、それらのことだけで完全には予防できないと以前病院に勤務する医師が過去に言っていたことを記憶しています。絶対ではないですが、便秘予防のため水分摂取や食物繊維の多い物の摂取、適度な運動などが推奨されているようです。
大腸憩室炎かな?っと思うような症状が出現したら、とりあえず絶食にして水分を十分に摂ることが初期の対応としては良さそうですね。